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【Vue.js】mixinを使ってどこでも使えるグローバルな関数を定義する

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今回はVue.jsでmixin機能を使ってどこでも使うことができるグローバルな関数を定義する方法をまとめていきます。

※ 今回利用するVue.jsのバージョンは3.2.13です。

課題

Vue.jsでは関数の定義は上図のようにコンポーネント単位で行います。
子コンポーネントAで定義した関数は基本的に子コンポーネントBでは呼び出しできません。
(やり方はゼロではないのですが、シンプルとは言い難いので使いません。)

かと言って同じ処理をする関数を利用するコンポーネント全部に定義してたのでは、管理が面倒臭いですし綺麗とは言えないです。

やりたいこと

今回やりたいことは上図のようなことで、コンポーネント外でsearch()を定義し、どこでも呼び出すことができるグローバルな関数としたいです。

これをVue.jsのmixin機能を利用して実現していきます。

mixins/index.js

export default {
    methods: {
        search: function() {
            console.log('called search function!')
        }
    }
}

グローバルに利用したい関数の定義は上記の通りmixinsフォルダにindex.jsを作成します。
mixinsフォルダはsrcフォルダの中にでも作成すればいいと思います。(main.jsから呼び出せればどこでもいいです。)

search()の処理はわかりやすいように単純に「called search function!」というメッセージをコンソールに出力するだけにしておきます。

main.js

import { createApp } from 'vue'
import App from './App.vue'
import mixins from './mixins'

const app = createApp(App)

app.mixin(mixins)

app.mount('#app')

main.jsで先ほど定義したmixinsフォルダのindex.jsを呼び出し、appに組み込みます。

mixinで定義した関数を使ってみる

ここまでの準備でsearch()をどこでも呼び出せる状態になっています。

export default {
  //
     省略
  //
  mounted() {
    // searchを呼び出し
    this.search()
  }
}

実際にApp.vueで呼び出してみます。

結果としてこの通りmixins/index.jsで定義したsearch()をApp.jsで呼び出すことができました!

まとめ

というわけで今回は、Vue.jsのmixin機能を利用してどこでも呼び出せるグローバルな関数の作り方をまとめました。

複数のコンポーネントで同様の処理をする関数を定義するのであれば、mixin機能を利用して一か所に定義することで使いまわしを便利に行えるようになります。

ただ、多くの関数をmixinに任せすぎてもよくないので、きちんとある程度のルールを設けて利用することをおすすめします。