WordPressでお問い合わせフォームを実装する際に誰もが一度はお世話になったことがあるプラグイン「Contact Form 7」
WordPressでサイト制作を行う際には必須でインストールするという方も少なくないと思います。
僕も以前はContact Form 7を愛用する一人ではあったのですが、様々なWordPressのサイト制作や保守運用を行う中でContact Form 7の問題点や気になる点があったため最近ではあまり使わなくなっています。
今回は僕がWordPressサイト制作時、お問い合わせフォーム実装にContact Form 7を使わなくなった理由と代わりに現在よく使っているプラグインをご紹介したいと思います。
※ 今回の内容はあくまでも僕の個人的な意見なので、Contact Form 7を全否定するわけじゃない点注意してください。
Contact Form 7の利用をやめた理由
理由1:デフォルトで確認画面や送信完了画面がない
Contact Form 7はAjax通信を利用したメールフォームで、デフォルト状態ではフォームの送信を行うと、入力内容にエラーがない場合は確認画面を挟まずにフォーム送信を行います。
入力からエラー表示、送信完了メッセージの表示の一連を同一ページで行えるので、送信完了画面を別に作る必要がないということをメリットとして考えることもできるのですが、ユーザビリティのために入力内容の確認画面や送信完了画面を別に用意したいということもあると思います。
そういった際にデフォルトのContact Form 7では対応ができない点に不便さを感じることが多くありました。
理由2:拡張プラグインが使えなくなる可能性がある
Contact Form 7の強みは拡張プラグインの豊富さにあると思ってます。
確認画面の実装についてもContact Form 7の拡張プラグインである「Contact Form 7 add confirm」というプラグインを使えば、簡単に確認画面を表示することができました。
ただ現在はこのプラグインの更新は停止しており、最新のContact Form 7では使えなくなっています。
様々な拡張プラグインを使ってフォームの機能を充実させられる反面、拡張プラグインの更新が停止されるとContact Form 7との互換性が取れなくなり、突然拡張プラグインを使えなくなってしまうということも少なくありません。
それならば、あらかじめデフォルト機能として確認画面を実装できるメールフォームプラグインを使った方が安心安全だと思うのは当然です。
理由3:バージョン更新でレイアウトが崩れることがある
Contact Form 7は定期的にバージョン更新でレイアウトに関する仕様変更が変わることがあります。
もちろん180度方向性が変わるようなことはないのですが、突然お問い合わせフォームの項目に正体不明の<p></p>タグ挿入されるようになり、ちょっとしたレイアウト崩れが発生することがありました。
そういった経験も踏まえて正直Contact Form 7のバージョン更新はドキドキしながら行う必要があるため、別のメールフォームプラグインに移行する気持ちが徐々に強くなっていきました。
最近のメールフォームプラグインは『MW WP Form』がおすすめ
Contact Form 7から別のメールフォームプラグインを探して色々試してみたのですが、行きついた先は「MW WP Form」でした。
MW WP Formの開発者は日本人の方であるため、メニューやドキュメントが日本語である点もすごくありがたいです。
そして、フォームの作成方法もContact Form 7に似ているため、Contact Form 7からの移行についても抵抗なくできると思います。
また、MW WP Formは確認画面や完了画面をデフォルトで設定できるようになっています。
確認画面や完了画面を設定したい僕にとっては非常にありがたい機能です。
さらにこのプラグインが好きな点は、フォームの入力項目に対して自由にバリデーションルールを設定できる点です。
項目別に複雑なルール設定ができるので、丁寧なチェックを行うお問い合わせフォームが作れるので使いやすいと思っています。
まとめ
というわけで今回はWordPressサイトのお問い合わせフォームでよく使われるプラグイン「Contact Form 7」の利用をやめて他のプラグインに移行するに至った理由をご紹介しました。
あくまでも僕がお問い合わせフォームに求める機能や利便性の関係から利用をやめ、別プラグインである「MW WP Form」を使うようになったということなので、もちろんContact Form 7が悪いプラグインというわけではありません。
WordPressでプラグインを導入される際は、「みんな使ってるから」というような理由だけではなく、自分の目的や求める機能、プラグイン自体や関連する拡張プラグインの更新状況なども調べた上で良し悪しを判断し、最適なプラグインを選択することをおすすめします。